ご購入になった新築マンションを、あなたの暮らしに合わせてカスタマイズするマンションオプション。

こんにちは、神戸市東灘区・灘区・中央区とその近隣地域を主なサービスエリアとしている『マンションオプション神戸』です。

今日はマンションオプションにおける食器棚（カップボード）についてお話しします。

マンションオプションで食器棚（カップボード）を設置するメリット、デメリット

まず最初にマンションオプションで新築マンションに最初からカップボードを設置する場合のメリット・デメリットについてお話しします。カップボード設置の判断材料にしてください。

＜メリット＞

1．キッチンやインテリアとの統一感

まず最大のメリットは全体の統一感です。
表面の面材を中心にカップボードの素材、カラーや質感、デザインをオーダーすることができますので、見栄えが良く、キッチンやお部屋とのインテリアの統一感を出すことができます。設置、固定も床や天井、壁に直接施工できますので後付け感がほとんどないといっていいでしょう。

2．便利に、快適に使える

各部材のサイズもある程度調整することができるので、使っている家電、使う予定の家電の種類やサイズ、配置のイメージに合わせて、自分や一緒に暮らす家族がより便利でより快適に使えるキッチンスペースにすることができます。

3．一体施工

販売会社のオプション会で購入した場合、キッチンなどの設備工事や内装工事などと同時進行でカップボードの施工が行われるため、引渡し時点に施工が完了しています。一方、外部業者に依頼した場合は鍵引き渡し後の工事になるため、鍵引き渡しから入居日までタイムラグが生じます。

＜デメリット＞

1．作り直し・買い替えが簡単にできない

床や壁に直接固定できるため見栄え良くインテリア的な統一感が出るというメリットの反面、一度作ってしまうと簡単には変更できないということになります。移動や組み換えはできませんので、設置場所やカップボードの高さなど、使い勝手がよいか、将来的な見通しも含めて慎重に決定する必要があります。作り替えたい、買い替える場合にも解体撤去に手間がかかり、高めの費用がかかることになります。

2．必ずしも希望通りになるとは限らない

各部材のサイズはある程度調整することができますが、規格寸法がありますので、仕様が限られて細かいサイズ調整ができない場合もあります。そもそもキッチンが気に入っていない場合は、キッチンに合わせたオーダーで気に入ったものにはなりにくいでしょう。

3．検討期間が短い

販売会社のオプション会で購入した場合、引き渡し時には完成しているというメリットはありますが、裏を返せば施工中に仕様決定、発注、施工完了させないといけない、ということであり、思ったよりタイトなスケジュールを求められます。外部業者に発注する場合でも、オプション会よりは締切りは遅くなりますが、入居前に完成させるためにはある程度早めの決定が必要です。次章で外部業者に外注する場合のメリットとデメリットを挙げています。こちらも参考にしてくださいね。

カップボードを外注することのメリット、デメリット

会社のオプション会ではなく、マンションオプション神戸のような外部業者に外注する場合のメリット、デメリットを説明します。

＜メリット＞

1．フリープランで自由オーダー

一からフリープランで依頼できるため、自分のイメージ通り、使い勝手がよく、納得できる仕上がりが期待できます。キッチンと同じカラー・質感も、それ以外のカラーでも、自由なカラーでコーディネートが可能で、限りなく理想に近づけます。

2. 検討期間が比較的長い

施工期間中に間に合わせる必要がないため、ある程度時間をかけてじっくり検討・相談できます。ゆっくりショールームやサンプルを比較することができます。あるいは完成したキッチンまわりを確認したうえで決定することも可能です。ただしその場合は工事期間が入居後になる場合がほとんどですので、できれば早めの決定をお願いいたします。

＜デメリット＞

1.手間がかかる

外部業者との打ち合わせになるため、時間、手間がかかります。場合によっては複数の業者と会って説明を受けたり書類を作成したりと、煩雑に感じることもあります。また、外部業者は鍵引渡し後でないと立ち入りができないため、引き渡し後から完成までの間に空白期間が発生します。打合せしていた内容も、現地確認で変更を余儀なくされることもあります。

2. 対応できないケースも

一部ですが、キッチンや建具の面材や仕様などが特定のマンションでの特注ロットの場合、一般の外部業者では発注できず、対応できないケースがあります。

カップボードを施工する上での注意点、検討事項など

では、実際にカップボードをマンションオプションで設置する場合、どんなことに注意すれば良いでしょうか？「収納性・機能性」「デザイン性」の2面から掘り下げていきます。

＜収納量・機能性＞

1．収納する食器類の量や家電配置とのバランス

まずは収納したい食器やカップなどの量や大きさを把握しましょう。また、冷蔵庫や炊飯器、電子レンジといった家電の配置も決めなくてはなりません。いうまでもなく、これは使うキッチンにも左右されます。
キッチンのビルトインタイプの食器洗い乾燥機の有無と位置、カウンター下の収納タイプや収納量も考慮する必要があります。

2．コンロや照明との位置関係、ゴミ箱をどうするか

さらに、コンロの位置によっても家電の置きスペースは左右されます。天井の照明がダウンライトタイプではない場合には、収納扉の開閉との距離なども確認しましょう。ダッシュボックスについても、分別その他どんなタイプをどの位置に置くイメージかによってカップボードのスタイルも変わってきます。

3．設置スペースの確認

カップボードが置けるスペースの確認も重要です。横幅、高さ、奥行き。奥行きはキッチンと作業スペースとのバランスによって変わってきます。数センチ間違えても、思ったより狭い、広すぎた、などとなることが多いものです。また、窓があるかないか、あれば窓の位置や寸法の把握も。

4．カウンターを設ける場合は高さにも注意

カウンターの高さにも配慮が必要です。普段室内で厚みがあるスリッパなどを履くことが多い人は、単純に身長から割り出した使いやすい高さに調整が必要です。

＜デザイン性＞

1．場所によっては機能性優先で

キッチンに合わせてカラーや質感を決める人は多く、基本と思われがちなのですが、キッチンタイプによっては必ずしもそうしなくてもいいでしょう。対面キッチンではリビングダイニング方面からは見えないことも多く、独立キッチンでもそうです。デザイン性を優先して収納や機能性を犠牲にしてしまうとすれば本末転倒になります。

2．天井との隙間をなくすことの長所短所を理解する

また、天井や家電との隙間を無くして床や壁に直接固定されることで、地震や災害で転倒を防ぐことができるというメリットはありますが、一度カップボードを施工し取り付けたら、簡単に取り外して移動できませんので注意が必要です。

3．冷蔵庫上部の収納

カップボードだけでなく冷蔵庫の上部にも収納を取り付けることで、天井との隙間をなくし、デザイン性もアップすることができ、ホコリなども溜まりません。とはいえ、マンションの天井の高さは2500㎜くらいあります。ほとんどの人は届かない高さになりますので、実際に使用する機会の少ない物の収納に利用し、すっきりと暮らす手助けにしましょう。

ライフスタイルによるおススメカップボードタイプ

最後に、ライフスタイル別カップボードおすすめタイプをお話しします。どんなカップボード、食器棚が良いか、検討の助けにしてください。

＜家族構成から＞

─シングル、パートナーのみ

家族が少ないケースでは、収納ボリュームは比較的少ないため、既製品かセミオーダーの据え置き型でも対応できます。ただし将来的に子どもができる、あるいは親が同居するなど家族が増えると分かっている場合は収納が多い造り付けのオーダーにしておくと安心です。

─ファミリー層

既に3人以上の家族になっていらっしゃる場合、造り付けのオーダーに向いていると言えます。将来的な増加も見通したうえで、自分の使いやすい高さ、安全性から子どもの手がとどかない高さのカップボード、カウンターにするのかなど、検討事項はたくさんあります。洗い物もそれなりに増えるため、ビルトイン食器洗い乾燥機から直接カップボードへ収納するため引き出し式にして位置と高さを調節するなど細かい想定もしておきたいところです。

─ペット(ネコ)がいる

ネコがいる場合、わざわざ天井近くにキャットウォークを拵えることがあります。「カップボードを施工する上での注意点、検討事項など」で述べましたが、カップボードや冷蔵庫の上部にも収納を取り付けると、天井との隙間がなくなり、デザイン性もアップ、ホコリなども溜まりません。しかし高い位置になり使い勝手は余りよくありません。そこで、ネコがいらっしゃる場合は、あえて隙間を作ることでネコのキャットウォーク代わりにできるという考え方もあります。

造り付けのオーダーでもあえて壁面すべてを使わない、または据え置き型にするという選択肢もあります。

＜クッキングスタイルから＞

─自宅でしっかり料理をする

外食するより自宅でそれなりに本格的な料理をするタイプの人は、造り付けでカップボードのオーダーをおススメします。オーブンやグリルといった調理器具をカップボードのビルトインにすることで見た目だけでなく機能性もアップします。また、ダッシュボックスも分別を考慮した収納型にすることで見た目だけでなく効率もアップできます。

マンションオプションでカップボードを設置しておしゃれで機能的なキッチンを実現

新築マンションのマンションオプションでのカップボードの設置は、最初からおしゃれで機能的な生活ができるという大きなメリットがあります。検討すべき課題はたくさんありますが、予算が許せばつけたいオプションのひとつです。

また入居後にリフォームで作り付けの食器棚を設置することも『マンションオプション神戸』では可能です。心の片隅に留めておいていただけると嬉しいです。

マンションオプション神戸は、きめ細かい対応をするために神戸市東灘区、灘区、中央区とその近隣にサービスエリアを限定し、デザイン、設計、施工を一貫して行います。

シノワズリに代表される植物など有機的なデザインを得意とするデザイン会社です。

神戸エリアでマンションオプションをお考えの方、ぜひ気軽にお問い合わせください。